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大学によって、利用する教科もさまざま

あらかじめ、利用する科目を指定してくるところもあれば、受験生に自主的に選ばせるところもあります。国語や数学など、一科目のなかでも。利用する分野と不必要な分野があったりもします。たとえば、「国語は現代文だけでいい」とか「数学はH・Bはいらない」などのようになります。こうなると、大学入試は、もはや情報戦といった性格を帯びてきます。それゆえ、そうした入試の最新情報を的確に、迅速に伝えてくれるかどうかも、予備校・塾を選ぶ基準となりましょう。私立大学に負けず劣らず、国公立大学の一般入試も多様化しています。まず、二次試験が前期日程、後期日程(またはA日程、B日程、C日程)に分かれたことにより、最高三回まで受験機会が増えました。十数年前までは考えられなかった、東京大学と京都大学の併願、東京大学と一橋大学の併願などが可能になったのです。さらに、受験科目数も、私立大学志望者も出願しやすい、四科目型、三科目型に移行した大学も多いのです。東京大学文科m類(後期)、一橋大学法学部(後期)、東京都立大学(人文学部、法学部)などのほか、全国のさまざまな国公立大学が、このように門戸を広く開放しています。最新の入試情報を的確にキャッチすれば、すこし出遅れた意識を持っている受験生でも国公立大学は十分に狙えるのです。

できる子どもとできない子ども

できる子どもとできない子どもを一緒にして授業が成り立つかという、問題に立ち戻ってみよう。私は、授業を工夫さえすれば可能だと思っている。予備校形式の一方向的な授業ではまず不可能だが、一クラス二十人前後で双方向性のグループ学習なら、十分可能である。二十人の子どもを四つか五つのグループに分け、それぞれのグループに、できる子とできない子を一緒に入れる。そして各グループに、ある問題をみんなで検討するように課題を与えてやると、できない子もできる子も一生懸命に考えようとする。このやり方では、できる子の才能を伸ばせないのでは、と危惧する人もいるかもしれないが、その逆なのである。できる子が、できない子に何かを教えるには、その項目を十分に理解していないとできない。そのため、できる子は一人で学習する時よりも必死になり、さらに深い理解を示すようになるので、結局学力向上にプラスに作用するのである。先に受験目標があり、子どもを競争させるという構図は、本末転倒としか言いようがない。受験のことしか考えていない人々は、子どもは競争させないと勉強しない、勉強を自分からやりだす子どもなどはいない、というような考えに陥っているのだろう。このように考えてくると、できる子とできない子を差別しないところは、教育技術の向上のため、常に授業研究をしている塾と言えよう。

算数嫌いになるきっかけ

算数嫌いになるきっかけは、だいたい分数計算が登場するころ。脳の発達時期との関係があるのでしょうか、早生まれの子や成長の緩やかな子は、算数嫌いになる危険性がきわめて大であるといって言いでしょう。小学生の段階で算数嫌いになってしまったら、高校や大学進学に際し、理数系はほとんど不可能で、数学が必須の国立大学を希望しても苦労します。進学面に限らず、算数が嫌いなだけで、子供の可能性を狭めてしまうことにもなります。そうなる前に学習塾へ通わせるか家庭教師を付けるのも選択肢の一つです。不得意を克服する効果的な勉強法は、抽象概念が試される文章問題も同じですが、しっかりした先生の下で、分数計算のドリルなどを理解できるまで、徹底的に反復学習させる。これが確実に力をつける近道です。