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一国の最も優れた知性が集積しているのが大学や研究所

一国の最も優れた知性が集積しているのが大学や研究所です。ここは「知識の源泉」であり、「ノリッジ・スピルーオーバー」(知識の流出)がたえまなく生じています。ここに生まれた優れたアイデアや技術が企業化されて製品となるわけです。日本では、戦前から帝国大学を中心とする大学の役割が大きかったことは言うまでもありません。また軍事上重要な電波、通信、磁気、音響などの電子関連技術では海軍技術研究所が大きな貢献を果たしたこともよく知られています。大学の別のメリットとしては、中立的な立場にあるためにコーディネータとしての任務が果たしやすいこと、卒業生の人脈によって業界の横断的なネットを形成しやすいことがあり、競合する企業間では連携していきにくい研究でも大学を介することで連携がしやすくなるわけです。

インターネットとは

インターネットとは、「世界中のすべてのコンピュータをつなぐコンピュータ・ネットワークだというのが、いちばん簡単な理解だと思います。ところで、一般にコンピュータは人間が使うものですから、コンピュータを使う人はすべてインターネットを介して情報や知識などを共有したり、交換したりできてしまうことになります。本当は、現段階ではだいたい約一千○○万台以上のコンピュータがインターネットに接続されていると推定され、それはまだ「世界中のすべてのコンピュータ」とは言えません。しかし、インターネットに接続されるコンピュータは指数関数的に急速に増えていますので、事実に「世界中のすべてのコンピュータ」と言ってよい状態に、意外と早くなりそうです。このインターネットの、もう一つの重要な特徴は、つながっているコンピュータは、ほかのつながっているコンピュータと自由にコミュニケーションをしてしまうことです。

新たなビジネスを獲得する機会を増やす

製造業の場合、一般に生産技術はコアコンピタンスですが、人事、会計、販促などはノンコア業務です。けれども、それらノンコア業務のためにERP(統合基幹業務システム)やSFA(営業支援システム)などを導入し、多大なコストをかけている企業が多いのが現状です。そこで、業務の一部をアウトソーシングすれば、データやシステムをすべて企業内部に持つ必要はなくなり、システム構築・運用コストを削減できるはずです。コアコンピタンス強化のためには、ASPサービスなどを利用してノンコア業務を極力外部へ委託することで、社内システムの構築コストを抑え、コアコンピタンス業務にリソースを集中させます。たとえばメーカーや商社は、在庫管理を倉庫業者にアウトソーシングすることでコアコンピタンスに集中することができます。商品Webサービスやパートナ企業が提供するWebサービスを活用し、社内システムと連携させれば、さらに効率を上げることができます。さらに、倉庫業者の在庫管理、宅配業者の貨物追跡、保険会社の保険料計算、卸売業者の商品調達など、コアコンピタンス業務を他企業のシステムから利用できるようにWebサービスとして公開することによって、ユーザー企業の利便性を向上させ、新たなビジネスを獲得する機会を増やすことができます。