不正にカードを入手され、勝手にお金を引き出されてしまった場合、いったい誰が補償してくれるのだろうか。銀行カードの場合、2006年2月に施行された、「偽造カード等及び盗難カード等を用いておこなわれる不正な機械式預貯金払戻し等からの預貯金者の保護等に関する法律」(預金者保護法)によって、金融機関が全額補償すると定めている。補償期間は、銀行に届け出た日から30日前までの被害とされていて、被害者は被害にあってから2年以内に請求しなければならない。ただしこの法律では、預金者も一定の注意をする義務があると定めている。そのため、預金者に過失がある場合は、被害額の75パーセントしか補償されない。どんな場合が預金者の過失とされるかというと、たとえば、暗証番号を書いたメモをカードと同じところに保管しておいて一緒に盗まれてしまった場合や、カードを他人に貸して盗まれてしまった場合などである。また、生年月日や自宅の電話番号など、わかりやすい数字を暗証番号に設定し、なおかつそれがわかるような書類をカードと一緒に盗まれた場合なども該当する。預金者保護法があるからといって、安心してはいけない。暗証番号の管理は、くれぐれもご注意を。
やけども、日常的に多い外傷の一つだ。軽いやけどであればとにかく長時間流水で冷やすことが大事だが、その後にてんぷら油等を塗ってしまう人がいる。これは、やけどでダメージを受けている皮膚が、よけいに細菌に感染しやすくなってしまうことになる。痛みがなくなったら、消毒したガーゼなどで患部を覆っておけばよい。服の上からのひどいやけどの場合には、無理やり服を脱がそうとすると皮膚がそっくりむけてしまうことがある。まず、服の上から水で二十分〜三十分冷やし、それからはさみ等を用いて丁寧に服を切って脱がし患部を清潔なタオル等でくるんで、病院につれていく。このとき、水泡をやぶってしまってはいけない。水泡はやけどの皮膚面を保護して細菌感染を防ぐはたらきがある。すぐに病院につれていけない場合には、消毒した針等で穴をあけて水泡液をだし、皮膚面に密着させておけば、とりあえずは皮膚面の保護になる。低温やけどであっても、気づかないうちに皮膚の深いところまで損傷していることもある。やけどは素人判断せずに、患部を清潔にして冷やしながら、病院に行くことが先決だ。
食事のマナーでは、ナプキンの扱いにも神経をつかう必要があります。ナプキンはいつひざの上にかけたらいいのでしょう。この答えは、披露宴や祝賀会などの場合は乾杯がすんだあとである、ということは多くの人がご存じでしょう。乾杯がすんだあとに、料理が順番に運ばれてくるからです。一般のレストランでは食前酒が運ばれてきたとき、あるいは注文がすんだあととされています。上司や目上の人と一緒の場合には、その人たちがナプキンを広げてからにします。食事に招かれたときは、招いてくれた主人が広げてからにします。では問題の、食事の途中にはどうすればいいのか、ということです。すでに食事は進んでおり、ナプキンはひざの上に広げてあります。しかし電話などの用事で、平行なく席をはずしたい。このときは、ナプキンはテーブルの上に置いていいのでしょうか。正しくは、テーブルの上に置いてはいけないのです。もしテーブルの上に置くと、食事を終えて帰ってしまったものと見なされてしまいかねません。席を離れるときは、ナプキンは椅子の上にそのまま置くか、椅子の背もたれにかけておきます。こうすると、「まだ食事の途中ですか、中座しています」という合図になります。ただし、中座するときは、隣席の人に一声かけておきましょう。ちなみに、食事が終わって退席するまではナプキンはしたままにします。おおかたの人はデザートを食べ終えると、すぐにナプキンをはずしてしまいます。したがって、そのあと運ばれてくるコーヒーを飲むときは、ほとんどの人がはずしています。このほうがリラックスしてコーヒーを飲めるからなのかもしれません。しかし、ナプキンをはずすのは、コーヒーまでの食事を終えてからです。このときは、軽く(ラフに)たたんで、テーブルの上にさりげなく置きます。これは、ナプキンを使ったことを意味し、「出された料理に満足しました」「おいしかったです。また来ます」ということを示す意思表示になります。きっちりときれいにたたんで置くと、「もうこの店には二度と来ません」という意味を表わすことになります。」